DesignPointとOff-Designをまとめて計算(part4) – ターボファンの計算まで実行可能に –

記事を通して言いたいこと(結論)

 例によって、冒頭で述べておく。

本記事では、シミュレーションの詳しい内容には入り込まず、大きなマイルストンに至ったことを軽く報告する。


モデル化対象(とその周辺について)

ガスタービン機関シミュレーションのDesignPoint/Off-Design計算

 上記2つの計算はそれぞれ何を意味しているのか、何故それらを統合実行できるようにしたいのかは、序章・途中進捗記事(http://blog.livedoor.jp/z_plusplus-aq2d8zjn/archives/23404519.html)にて語っているのでそちらを参照されたい。

 

 *以下では詳細解説は割愛し、動作確認したモデルと動作確認状況の紹介を記す。

動作確認モデル#1:ターボジェット

    Diagram


    モデル情報

    シミュレーション実行

      Input

      1. 燃焼器出口温度:Comb.fluid_2.T

      Variables

      1. 正味推力:Perf.Fn

      2. 正味推力 vs.主軸機械回転数:Perf.Fn-vs-NmechDes.Nmech

      3. 圧縮機マップ上作動線:Cmp.PR-Cmp.Wc_1

      4. 圧縮機断熱効率 vs. 入口修正流量:Cmp.eff-Cmp.Wc_1

動作確認モデル#2:セパレートノズルターボファン

    Diagram


    モデル情報

    シミュレーション実行

      Input

      1. 燃焼器出口温度:Comb036.fluid_2.T

      Variables

      1. 正味推力 vs. 燃焼器出口温度:Perf.Fn vs. Comb036.fluid_2.T

      2. 正味推力 vs. ファン入口修正回転数比:Perf.Fn vs. Cmp120.NcqNcDes_1

      3. コアノズル推力、バイパス推力:Nzl070.Fg, Nzl170.Fg

      4. 低圧タービン圧力比 vs. 高圧タービン圧力比:Trb049.PR vs. Trb041.PR

動作確認モデル#3:コモンノズルターボファン

    Diagram


    モデル情報

    シミュレーション実行

      Input

      1. 燃焼器出口温度:Comb036.fluid_2.T

      Variables

      1. 正味推力 vs. 燃焼器出口温度:Perf.Fn vs. Comb036.fluid_2.T

      2. バイパス比 vs. 燃焼器出口温度:SpltDes.BPR vs. Comb036.fluid_2.T

      3. 正味推力 vs. 低圧圧縮機修正回転数比:Perf.Fn vs. Cmp020.NcqNcDes_1

      4. 正味推力 vs. 高圧圧縮機修正回転数比:Perf.Fn vs. Cmp025.NcqNcDes_1

      5. 低圧タービン圧力比 vs. 高圧タービン圧力比: Trb049.PR vs. Trb041.PR

後書き・まとめ

 毎度のごとく、最初に述べた結論とほぼ同じだ。

 Off-Design計算は面白いので、色々考察した記事を書くのも面白いことになると思うが、読者の方には、それをを待つより、モデルの公開情報を載せてあるので、是非ご自身の手で色々動かして遊んで頂きたい。

以上

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