何はともあれ、まずは必要な環境を用意しよう。
導入するソフトウェア
Modelicaを使えるモデリング&シミュレーションは多数有るが、本連載では(本ブログの他の記事も総てだが)、無料で利用出来てGraphical User Interfaceが充実している「OpenModelica」をwindows上で使う前提で話を進めてゆく。
OpenModelicaのスクリーンショット。Componentの自作をしなければ基本GUI操作でモデリング&シミュレーションが出来る。
ダウンロード
下記のリンクから最新のofficial release版をダウンロードする。
Stable DevelopmentやNightly Build版に手を出すのは止めておこう。きっとバグ等のトラブルに遭う。新機能に興味津々な方、人柱になる気概に溢れた方以外にはお勧め出来ない。それでもインストールして試したい方は、次項に示す参考記事のやり方で、Official ReleaseとStable Development/Nightly Build両方をインストールしよう。
インストール
素直にインストーラの指示・ガイドに従ってインストールする。インストーラを起動したら、基本はインストーラのガイドに従ってインストールを進めれば良い。とても時間がかかるが、殆ど待ち時間だ。
途中に1つだけ注意点が有り、途中で3rd party librariesをインストールするか否かを尋ねられるのだが、そこで必ず「インストールする」設定を選択しよう。デフォルトでは「総てインストール」になっているので、誤ってチェックボックスを外さないように注意しておけば良い。3rd-partyライブラリは必須ではないが、興味深いライブラリや勉強時に参考になるものが多数あるので是非入れておきたい。(*但し、容量もそれなりに必要となるので、必要なライブラリだけ手動でインストールするのも一つの手だ。)
前項で出てきた、複数のバージョンインストールをしたい場合は、下記リンクの記事に方法が解説されているのでそれに従おう。
リンク: Qiita: OpenModelica バージョン違いインストール
リンク:[連載]Modelicaによる熱流体の世界の歩き方 の記事一覧ページ
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